「AIにスケジュールを立ててもらうなんて、本当にできるの?」
そう思っている方も多いのではないでしょうか。今回は、GoogleのAI「Gemini」を使って、あなたの代わりに1日のスケジュールを立ててもらうという実験をしてみました。
果たして、Geminiが作ったスケジュールは実用的だったのか?その検証結果と、より良いスケジュールを作成してもらうためのプロンプトのコツを、5分で読めるようにまとめました。
1. 今回の検証条件
まずは、Geminiにどのような条件でスケジュールを依頼したかご紹介します。
今回は、「フリーランスのWEBライター」という設定で、以下の条件をGeminiに伝えました。
- 役割: フリーランスのWEBライター
- 1日の作業時間: 午前9時〜午後6時
- 盛り込みたいタスク:
- ブログ記事の執筆(1本)
- クライアントとの打ち合わせ(1件)
- メールチェックと返信
- SNSでの情報発信
- 休憩と食事
この条件をGeminiに伝え、スケジュールを作成してもらいます。
2. Geminiが作成したスケジュール
以下のプロンプトを入力した結果がこちらです。
あなたはフリーランスのWEBライターです。
午前9時から午後6時までの1日のスケジュールを、以下のタスクを含めて作成してください。
・ブログ記事の執筆(1本)
・クライアントとの打ち合わせ(1件)
・メールチェックと返信
・SNSでの情報発信
・休憩と食事
【Geminiの回答】
- 9:00 – 10:00:メールチェックと返信、SNSでの情報発信
- 10:00 – 12:00:ブログ記事の執筆(構成案作成)
- 12:00 – 13:00:昼食休憩
- 13:00 – 14:00:クライアントとの打ち合わせ
- 14:00 – 16:00:ブログ記事の執筆(本文作成)
- 16:00 – 17:00:休憩、リサーチ
- 17:00 – 18:00:ブログ記事の最終チェック、明日のタスク整理
3. 検証結果|Geminiのスケジュールは使える?
結論から言うと、「非常に実用的だが、改善の余地あり」でした。
良かった点:
- タスクの配置が適切: 朝一番にメールチェック、集中力が必要な執筆作業はまとめるなど、効率を考えた配置になっていました。
- 休憩時間も考慮: 食事だけでなく、午後の休憩時間もきちんと盛り込まれていました。
改善が必要な点:
- 時間配分がざっくり: 「ブログ記事の執筆」という大きなタスクが2時間に設定されていましたが、具体的にどこまで進めるかまでは分かりませんでした。
- 個人の特性が反映されていない: 集中力が高まる時間帯や、疲労度といった個人の特性は考慮されていませんでした。
4. 【応用編】より良いスケジュールを作成してもらうコツ
Geminiにあなたの特性を伝えることで、さらに精度の高いスケジュールを作成してもらえます。
先ほどのプロンプトに、以下の情報を追加してみましょう。
- 「集中力が高まるのは午前中」
- 「午後3時ごろに眠くなるので、簡単な作業を入れたい」
- 「タスクごとに目標時間を設定したい」
このように、あなたの行動パターンや要望を具体的に追加することで、Geminiはあなただけのオリジナルスケジュールを生成してくれます。

まとめ:Geminiはあなたの優秀な「秘書」になる
今回の検証で、Geminiは仕事のスケジュール作成においても、非常に有効なツールであることがわかりました。
Geminiは、ただ情報を羅列するだけでなく、あなたの「秘書」として、効率的な働き方を提案してくれます。
「Geminiに何を聞けばいいかわからない…」という方は、ぜひ今回の検証を参考に、まずは「自分の今日のスケジュール」を立ててもらうことから始めてみませんか?
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